【冬山登山】冬の藤原岳を初登山!雪山初心者に必要なもの紹介!

山登り
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今回は、雪積もる三重県鈴鹿山脈の藤原岳に登ってきました。

初めての冬山登山でしたが、事故なく無事に楽しめました。

冬山登山を挑戦してみたいという方の参考になればと考えています。

鈴鹿山脈のセブンマウンテンは制覇していますが、冬山は今回が初めてです。

過去の鈴鹿セブンマウンテン記事はこちらから!

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藤原岳 登山口とコース

三重県いなべ市と滋賀県近江市をまたがる藤原岳は、鈴鹿山脈の北端に位置し、標高は1,144mになります。

日本の三百名山花の百名山にも選ばれています。

登山口は2つあります。

表道(大貝戸道)登山口裏道(聖宝寺道)登山口です。2つのコースは8号目付近で合流し、頂上へ向かいます。

表道は登山口に休憩所・トイレ・靴洗い場が用意されています。

こちらの登山コースの方が利用者が多いため、冬山は特にこちらのコースの利用がオススメです。

裏道は聖宝寺道と呼ばれている通り、登り始めに聖宝寺を通ります。寺院の中はきれいな滝や池があり、裏道を使わない場合でも寄り道をお勧めします。

夏に裏道から登ったことがあるのですが、ガレ場が多く、冬登山には向いていないかなと思います。

どちらの登山口も三岐鉄道西藤原駅から歩いていけます。

車でのアクセスは、表道(大貝戸道)登山口近くに無料の登山専用駐車場が用意されています。20台近く駐車可能ですが、すぐに埋まってしまいます。

無料駐車場がいっぱいの際は、観光駐車場や裏道登山口(聖宝寺)の近くの駐車場への駐車も可能です。どちらも駐車料金は300円です。

観光駐車場にも、靴洗い場用意されています!助かりますね!

観光駐車場

冬山に持っていったもの

初めての冬山登山。アイゼンとトレッキングポール、ゲーターを新たな登山グッズとして購入しました。

アイゼン購入には、mont-bellの店員さんに色々話を聞いてみました。

アイゼンの種類は大きく分けて3つ。チェーンスパイク、軽アイゼン、重アイゼンです。

チェーンスパイク

メリット:着脱簡単。歩きやすい。安価。

デメリット:爪が短く、雪が深いと不向き。スパイクが靴からズレやすい。

軽アイゼン

メリット:歩きやすい。安価。

デメリット:つま先に爪がないので、急傾斜では登りづらい。

重アイゼン

メリット:爪が長く、つま先にも爪がある。深い雪・急斜面にも対応

デメリット:着脱が一苦労。荷物がかさばる。高価。

店員さんからは、10本爪の重アイゼンがあれば鈴鹿山脈はどこへも対応可能ですよ。と教えてもらえたので、mont-bellの10本爪を購入しました。

このアイゼンは、つま先とかかとを繋ぐ金属プレートの柔軟性が良いため、靴底が柔らかい登山靴でも外れづらい構造になっています。

トレッキングポールも今回初めて使用しました。登りよりも下山時の転倒防止として助かりました。

トレッキングポールは、CAPTAIN STAGのポールがお手頃だったので、購入しました。

ゲーターを靴内に雪侵入防止として、amazonで購入しています。

雪侵入防止になりましたし、雪解け水で泥々になった登山道では、泥はねからズボンを守ってくれます。

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いざ冬山登山

今回は往路復路どちらも、表道(大貝戸道)を利用しています。雪山経験者と共に登頂開始!

2月の終わりとあって、登り始めてしばらくはコース上に雪はなく、脇の方にちらほら雪が残っている程度でした。

これは、まさかのアイゼンの出番なしかと思っていたのですが、、要らぬ不安である事がすぐに思い知らされました!

四合目でいきなり、雪景色!!アイゼン使えるじゃないか!!感動と感謝です!笑

慣れない手つきでアイゼン装着し、雪山に登り始めます!!

足下が滑る不安もなく、ザクザク登っていけました!!

5号目付近で再び雪がすでに解けて、泥々の地面になっていました。

陽があたりやすい場所は解け始めているようです。しかし、6・7合目付近から頂上までは、ずっと雪道でした!

8合目から冬季限定のルートを通ります。夏季ルートだと、雪崩の懸念があるゾーンを通る必要があるためです。

冬季限定ルートは8合目から尾根に沿って登ります。

夏季コースのようにウネウネと折り返しながら登るのではなく、冬季コースは一直線で登っていくので登る傾斜もキツくなります。

しっかり体重を前脚に乗せてから、後ろ足を地面から離さないとすぐに滑りそうになります。

一応冬季ルートは木々に赤テープが巻かれており、目印はあるのですが、先に登った人たちの足跡がないと不安になります。

周りの目印も少なく、足跡も吹雪ですぐ消えてしますので、雪山は気づいたらコースから外れているってことがありそうです。。



9合目では景色が開けた場所があり、いなべ市が一望できます。

だいぶ登ってこれた事がわかります。

山の麓は雪一つないのに、、全く違う世界が広がり感動です。

頂上付近は少し吹雪が強かったです。頂上近くには藤原山荘(避難小屋)があるのでそこで休憩と昼食を取りました。

風が強いので、外での昼食は流石に厳しかったです。

夏には全く使用しなかった山荘が、こんなに大助かりするとは。。笑

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風が強いため、頂上は諦めて帰ろうかと考えていました。

しかし、昼食の後は風は収まり視界も良好だったので、頂上へ向かうことに決めました。

頂上からの景色はもう別世界

もうすぐで雪が解けて、この景色が見えなくなるのかと思うと、切ない気持ちになります。

慎重に下山開始。

今回の登山で、他の登山者の多くが小さなソリを持って登っていました。

ソリの重要性が下山時に痛感されました。

道が開けており、傾斜がキツくない場所では、ソリで滑ればとにかく楽しい。

何より下山の歩行時に足へかかる衝撃を受けなくてすみ、とてもラク!笑

私はソリを持ってこなかったのですが、バッグにあった100均の折り畳みの座布団マットで代用。

ソリに比べると、滑りづらいですが十分下山も楽しめました!笑

無事に下山できるかの不安が大きかったですが、座布団マットのソリのおかげもあって、下山はとても楽しく無事に下りれました!!

まとめ

雪が積もるだけで、登ったことある山も別の山に感じました!!

止まれば寒いし、動けばすぐ暑くなる。衣服での体温調整苦労しました

雪山の時にしか感じれない辛さや感動を存分に感じれました。

危険度は増しますが、前準備と経験者と共に行けば、初心者でも楽しく登れると思います!

準備をしっかり整えて、季節ごとの山を楽しみましょう!!

いなべ市公式サイトの藤原岳登山情報もご参考に。

藤原岳
いなべ市公式ウェブサイト

裏道について詳しく書かれたサイトはこちらから!

藤原岳 裏登山道(聖宝寺道)
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