山登りして気づく。雲の高さが一緒で、底が平ら

山登り
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登山のために週末の晴天を祈る日々ですが、最近は日差しが強くて、少しは陰ってほしい。頂上に来た時だけ晴れてくれればいいのにと、山に対してもわがままな私。

普段、平地にいるとなかなか気づきませんでしたが、高いところから空を見ると、無数の雲の底が平たく、同じ高さで仲良く浮かんでることに気づきます。

なぜ。。答えはシンプルです。大学に学んだ熱力学の出番!というより、おそらく高校化学の範囲?

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雲について勉強してみました!

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あまりにも綺麗に同じ高さで浮かぶ雲を見て、まず何らかの科学の法則があるのだろうと思われます。

雲の底が平らなのは。。。

地上で温められた水蒸気は、上昇気流で上空へ運ばれます。その水蒸気が小さな水(または固体)の粒へと変わることで雲になります。

水が気体になったり、液体になるときに重要なのが温度と圧力。気圧が低い上空へ運ばれる水蒸気は膨張します。膨張された水蒸気は温度が下がるため、水へと変わります(断熱膨張)。

断熱膨張:冷却(熱を奪い取ること)をしなくても、気体を膨らませる(圧力を下げる)ことで温度が下がること。

よって、雲の底が平らなのは、その高さを境に水蒸気が水の粒へと変わっているため。

周囲の雲の底面が同じ高さなのは、その周囲が同じ気圧・気温であるからのようです。

雲の種類もついでに。。

ちなみに、雲は形は無数ですが、10種類に分類されるそうです。

上層(上空5~13km)にある例としては、うろこ雲やすじ雲等。

中層(2~7㎞)はひつじ雲や雨雲等。

下層(地表~2㎞)はわた雲やうね雲、きり雲等。

雲の種類はこちらのサイトが分かりやすかったです→ 10種雲形-雲の種類は実はこれだけ

今回取り上げた底面が平らで同じ高さでぽつぽつと浮かぶ雲は下層にあるわた雲だそうです。中層や上層に行くとさらに気圧が下がるので、水蒸気と水の境界となる下層の雲が平らになっているわけです。

雲と霧の違いとは。。

ついでに雲と霧の違いを調べてみました。

地上から空高く浮かんでいれば雲。山等の地表近くにいれば霧。だそうです。

なので、遠くの人にとっては「山に雲が被っているなー」と思っても、その山を登山している人にとっては「霧が出てるなー」という風になるわけです。

立場、見方によって、呼ばれ方が変わります。

結局同じもの。でも、NARUTOの雲隠れの里は雷の国にあって、霧隠れの里は水の国にあるなぁ。。ややこしい。。

これを機に、少しずつ雲の勉強もしていき、山の気候も気にできるようになっていきます。。。

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